2026/04/18 13:36

健康食として脚光を浴びているムクナ豆ですが、生豆(乾燥豆)はとても硬く、食べられるまでやわらかくするには一工夫が必要です。 

手軽にムクナ豆を摂取したい方は、焙煎きな粉をヨーグルトやコーヒーなどに入れて毎日とることをおすすめします。 
今回はきな粉ではなく、少しハードルが高そうな生豆の調理方法を紹介します。 

まず、前提として知っておいていただきたいのは、生のムクナ豆は大豆と同じく多量のトリプシンインヒビターを含むので、100°C以上で加熱しないと下痢を引き起こすことがあります。 
十分に加熱してから食べてください。 

それから、ムクナ豆は浸水したりゆでたりするときに、豆から黒い汁が出てきます。 
ここにドーパミンの素となるL-ドーパが溶け出していますので、ゆでこぼさずに汁を利用する場合には、1回に小さじ一杯程度としてください。 

ゆでるときにはまず、生豆を90°Cで3~4時間浸水して、豆を3倍程度にふくらませます。 
その後40分間、鍋で沸騰させれば十分にやわらかい煮豆になります。 
圧力鍋なら、その半分くらいの時間で大丈夫です。 

炊飯器で炊くというやり方も手軽にできます。 
まずは炊飯器に豆とその4倍程度の水を入れて保温します。 
6~8時間くらいで豆がふくらんだら、炊飯モードで豆を炊きます。 

ムクナ豆の味は淡白ですが、出来立てはホクホクとして美味しいです。 
もし薄皮の食感が気になるようなら、豆がふくらんだ時点で薄皮をむいてから沸騰させてください。 
最初は難しく感じられるかもしれませんが、煮豆に慣れてきたらカレーやスープに入れたり、つぶして「あんこ」にしたり、アレンジ料理をしてもおもしろいです。 
クセがない味なので、いろいろな具材と組み合わせてみてください。 

 *参考資料 
「ムクナ属マメの調理性に関する研究(第1報)―煮豆としての浸漬・加熱条件―」(日本調理科学会誌Vol.42,No.2)