2026/05/20 21:04
杉並スマートファームは現在、ビニールハウスでの果樹栽培とともに、露地での野菜づくりにも取り組んでいます。
野菜づくりを始めたのは、就農して3年が経った2023年のことです。
その当時から今まで、農薬・化学肥料を使わない農法で野菜をつくりたいという思いは変わらず、一貫しています。
1年目。
露地栽培の知識がないまま、借り受けた農地にトウモロコシの種をまきました。
途中までは成長して穂もつきましたが、アワノメイガの被害にあって全滅。
収穫には至りませんでした。
2年目。
素人の自分たちだけではどうすることもできないと痛感し、農業アドバイザーの方の指導をあおぐことになりました。
すすめられた堆肥を入れ、栽培方法も教えていただき、再度トウモロコシ栽培にチャレンジしました。
しかし、雨不足による発芽不良や害虫被害で、収穫できたのはほんのわずか。
販売できるような状態のものはありませんでした。
3年目。
この土地で何がつくれるのかを模索するため、トウモロコシ以外の様々な野菜を育ててみることにしました。
また、2年目にアドバイザーの方の指導を受けても結果を出せなかったことをふまえて、土のサンプルをJAの土壌分析に出してみました。
すると、カリウムだけが異常に突出していて、それ以外の栄養素は不足しているという、衝撃の結果でした。
カリウム過剰だと、植物はマグネシウムやカルシウムなどほかの栄養素を吸収しにくくなるといわれます。
エダマメの茎が成長しないのに、実だけを先につけてしまう現象も、このせいだとわかりました。
今になってふり返れば、あたり前のことなのです。
慣行農法だった土地を借り受け、その土の状態がわからないまま、アドバイザーがよいという堆肥を投入すればなんとかなると考えていたことが、いかに浅はかなことなのか。
情けないことですが、2年間の失敗を経て、ようやくスタート地点に戻ってきたようなものです。
そこから炭素循環農法にめぐりあい、大きく軌道修正していくことになるのですが、今回はこのあたりにして、続きはまた別のブログで綴ります。
